レタッチの価値


一時期、ど素人のカメラマンさんに撮影して
もらっていた頃、
「レタッチしたよ」と言われて貰ったデータ
を見て、どこをレタッチしたか
わからなかった。

要はトリミングし直したり、余計なものを
消したり、明るさや彩度などを調節する…
訳だけど…それで見栄えを良くしたり、
世界観を変えたりして表現する。

で、どこをレタッチしたかわからなかった
というのは、「どこを直したか見分けが
つかない修正をしていただいた」という
意味ではなくて、これは元データと何が
変更されたのだろうか??という意味。

基本的に、未修正データをもらった場合
私も時と場合によってはレタッチをする。

でも、カメラマンさんがレタッチした作品
に対しての二次加工になり得ることは
したくないから、その中でも選んで手元に
保存したりしていた。


で、ある時、カメラをやる知人から連絡が
来て…「レタッチした作品の彩度などを
自分の好みに変えてみた…というコメント
を添えた、あるモデルさん(この人も共通の
知人)の投稿があったのですが、それは
モデル側としての当たり前の認識ですか?」
と質問された。

なぜ私に質問したかもわからないし、
モデルとしての当たり前っていう意味も
疑問符しか無かったのだけど、
「レタッチした方がプロの方、もしくは
レタッチした後にクレジットも入れた作品
を送ってくださっていたのなら、それを
再度自分好みに変えて投稿という認識は
私にはありません」とお応えした。

そのモデルさんが、どんな仕上がりの画像を
もらったか、ビフォーアフターは知らない。
でも、添えてある文章から察することと、
あとで拝見したら、カメラマンさんが
ほかの作品でも同じフォントでクレジットを
画像に入れていることから、レタッチ後の
二次加工の部類に入るのだろうと推測した。

だからと言って「モデル側としては」って
ひとくくりにされるのは心外で、
それは私ではなく、本人に聞けば良いことで
私の中の判断が「モデル側」の代表みたいな
返答になるのも 更に心外なのです。


まぁ、Instagramはどんどん変化していき
今は「インスタ映え」という言葉が流行り
その場でフィルター加工やら何でもできる
機能が備わっていて、投稿者の好みに合わせ
レタッチしやすい環境が用意されている。

私は自分で撮った写真、未修正データを
もらった場合のみ、トリミングし直したり
(Instagramはそもそも規格が違うので
トリミングしないと掲載できないため)
良識ある範囲内で ある程度レタッチをする。

未修正データと言っても、ど素人のデータと
プロのデータでは、元画像の完成度が違う。

だから、なるべく後者のデータは
その方の世界観を壊さない範囲で最小限の
レタッチを心がける。

後々知ったことですが、冒頭に書いた
ど素人カメラマンさんのレタッチとは
iPadのカメラロールで編集できる機能を
使ったものであった。

私のいうレタッチ、プロの方のレタッチは
他のソフトを使用しての「仕上げ」を
意味するので そこが既に違っていた…。


私のいうレタッチは、↑ を…こうする。


何が変わったかと言うと、画像の規格を
Instagramに合わせたことと、
わかるかわからないかの微妙な範囲で
顔にかかる照明で テカり過ぎてる部分を
抑えている。
背景や彩度・コントラストは変更なし。

そもそも、撮影している段階で ほぼ完成
しているものなので、作品としてガラリと
世界観を変えるために行うレタッチ自体は
もちろんカメラマンさんへ全てお任せする。


あ、こっちのコンディションの管理不足で
吹出物やらができてしまった箇所は
場合によってソフトを使用してレタッチ
させていただく事もあります(>人<;)
(こればかりは申し訳ない気持ち…凹)


ekonomix

鍼灸師・ブロガー・美容・アロマ たまにモデル 兼 講師・一児の母 Mrs of the year 2021 日本大会ファイナリスト

0コメント

  • 1000 / 1000